萬店は、中浦和駅東口から県立別所沼公園の方に歩いていくとある川魚・鰻料理店です。
萬店は、うなぎの街うらわで創業明治19年の老舗です。昔、浦和には多くの川や沼があり、鰻が多くとれた時期がありました。江戸時代には中山道を行き交う旅人たちから、浦和の鰻の評判が広まっていきました。
萬店のすぐ裏には小川がありました。そこには赤い橋がかかっていましたね。
これは萬店の駐車場の一角にあったもの。こんなところになぜか板石塔婆が。この板石塔婆は弘安4年(1281年)の建立で、阿弥陀三尊と刻まれているとのこと。この板石塔婆は、秩父地方で産する緑泥片岩で作られ、追善や逆修供養として建立されたもののよう。結構、歴史的に重要なものなのかな?こんな所にあるとは。。。
さてさて、鰻料理店ということですが、やっぱり気になりますよね!
ひょんなことから、こちらで鰻を食べる機会に恵まれたので、ご紹介します!
ランチの時間帯に訪れたのですが、ランチもあるみたいですね。ランチ弁当というものがありました。店内は、基本はテーブル席なのですが、個室もあるとのこと。個室利用には別途サービス料が必要とのことです。
鰻は鰻重などのベーシックなものをはじめとして、うなたま丼、うなとろ丼などの丼ものも揃っていました。ちなみに、鰻重はランクがあり、一番安いもので¥2,800からでした(2015年5月現在)。
席に通されて、お茶が出てきましたが、さすが鰻屋さん。湯のみもしっかり鰻ですね!
さっそく今回こちらでいただいた鰻をご紹介します。これです!
「うなぎ三昧」というものです!なんともゴージャスな!(ちなみに、お吸い物は、肝吸いにも変えられるみたい(別途代金))
「うなぎ三昧」というのは、多分3種類の味が楽しめるから。鰻重に蒲焼と白焼きがあります。これで2種。あとトックリに出汁が入っているので、それで鰻出汁茶漬けにできるという。これで3種類ということだと思います。
さてさて、まずは白焼きから食べてみますか!白焼きはわさび醤油でいただくとのこと。結構、鰻が香ばしい感じですね。焼きからは関東風だと思うけど、蒸している感より、焼いている感が強い。脂ののりははやや少なめかなぁ〜。意外にこのわさびが美味しい。そこまでツンッ!っとこないけど、ほどよい刺激と香りが、白焼きをより美味しくしていたように思いました。
次は蒲焼。蒲焼のタレ自体は、そこまで濃厚な感じもなく、甘さが強い感じもない普通な感じ。白焼きと同じく焼いている香ばしさが前面に出ている感じかなぁ〜。比較的あっさり食べられる感じに思いました。
そして最後は出汁茶漬け!!
これは白焼きの出汁茶漬け。わさびものせて、白焼きわさび茶漬けに。出汁茶漬けなので普通に食べるよりも更にあっさり食べれるのですが、そもそもこの鰻自体が割とあっさり系なので、別の食べ方で楽しむっていう感じでしょうかね。もっと脂が乗っている鰻重だったら、出汁茶漬けでのあっさり感やさらっと食べれる感が引き立ったかもしれないですけどね。
私は香ばしい系の鰻は結構好きなので美味しいとは思いますが、もう少し「ふっくら」 + 「脂ののり」があっても良かったかなぁ〜っと思いました。時期の問題もあるのかなぁ〜?ちなみにボリューム的には大満足でしたね。
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