白幡観音堂(シラハタカンノンドウ)

白幡観音堂は武蔵浦和駅東口から国道17号に出て、戸田方面に向かうと右手に見えてくる観音堂です。歩道橋の手前になります。白幡観音堂は周りがお墓になっており、観音堂とお地蔵さんがある程度。真言宗智山派で、本尊 聖観世音菩薩。
白幡観音堂の入り口のところに、足立坂東第十一番 白幡観音堂霊場と書かれていた。足立坂東第十一番というのは、旧浦和地区・戸田・川口周辺に点在している坂東三十三観音のうつし霊場ので、その第十一番ということ。その手前には、普門品供養塔というものがあり、正面に奉読誦普門品供養塔と書かれており、嘉永3(1850)のものらしい。

六地蔵

六地蔵


中に入ると、目につくのが六地蔵。この辺りの観音堂には大抵ある。この六地蔵は旧浦和市内では最古のもののようで、正保元年(1644)のものらしい。
お地蔵さん

お地蔵さん


その隣には、お地蔵さんが2体。右側はバックに輪光のあるもので天明四(1784)のものらしい。左側は頭の部分が欠けてしまっているが、正保元年(1644)のもののよう。
銘記 名句

銘記 名句


その隣には、比較的新しい石碑が。平成14年(2002)に奉納されたもののよう。名句には「朧夜や 花盗る影の 人は誰」と刻まれている。銘記は「或春の夜明は宮中内裏の満開の桜の一枝が折られて居った天皇はこれを各めて○○をして「誰何」した 暫して自首したのは歌聖藤原定家ではと事を荒立てず穏やかに宴を催したと言う言い伝えが残っております 朧夜に花を盗る姿誠に人であろうか物陰かお地蔵様かはたまた幻か」
観音堂
観音堂

観音堂


観音堂は比較的シンプルな作り。観音堂の所には、聖観世音 昭和37年(1962)と書かれていた。

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