
沼影観音堂の紹介
沼影観音堂は武蔵浦和駅西口から田島通りをバイパスに向かって進むと、右手に見えてくる観音堂です。この観音堂は、足立坂東第十二番にあたります。足立坂東第十二番というのは、旧浦和地区・戸田・川口周辺に点在している坂東三十三観音のうつし霊場ので、その第十二番で、霊場御本尊は正観世音菩薩になります。
元々、旧天台宗寺院である廣田寺という寺があったらしく、現在は観音堂のみが残っているらしいです。
沼影観音堂にはいくつか文化財があるようです。
これがその一つ、沼影観音堂厨子です。
本尊聖観音菩薩立像を安置する厨子で、江戸時代初期に作られたを言われており、禅宗様建築のよい厨子のようです。
(参照:さいたま市教育委員会文化財保護課の掲示板)
他に、広田寺本尊縁起絵馬・木造聖観音立像があるようです。
また、浦和市指定天然記念物のイマヌキがあります(右の木です)。
元々庭木として植えられたもので、かなりの古木となり保存価値が高いそうです。
ちなみに、木の根元に実が落ちてました。
2種類の実?のようなものがあわさった珍しい実でした。
また、沼影観音堂敷地内には小さいですが沼影児童公園があります。
寺社の敷地の一部が公園や道(脇の道路)として、貸与されているようです。
公園には、鉄棒・ジャングルジム・ブランコ・滑り台などが設置されています。
(手前が田島通りなので、ボール遊びは避けた方が良いと思います)
沼影観音堂の歴史
本尊は木造聖観音立像で鎌倉時代に作られ、市指定有形文化財になっている。
<参考文献>
わがまち浦和(発行者:浦和市 昭和57年発行)
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