真福寺(シンプクジ)

指定天然記念物の逆さイチョウがあるお寺

真福寺は、武蔵浦和駅東口にあるお寺です。武蔵浦和駅東口から国道17号に出て北上します。すぐ別所坂下の交差点が見えてくるので、その次の小道を左に入ると見えてきます。道を挟んで右側がお寺、左側が墓地となっています。左側の墓地にはさいたま市の指定天然記念物である逆さイチョウがあります。
真福寺は真言宗豊山派のお寺でその歴史は古いようですが、建設された年代はよくわかっていないとのこと。左側の墓地にさいたま市指定有形文化財の阿弥陀三尊種子板石塔婆があるのですが、これには正和3年(1314)銘と書かれていることから、かなり昔に建てられたと考えられています。

阿弥陀三尊種子板石塔婆

阿弥陀三尊種子板石塔婆


阿弥陀三尊種子板石塔婆はお墓の方にありました。その横にはこの辺ではよく見かける六地蔵が。阿弥陀三尊種子板石塔婆のような板石塔婆はこの辺では多く見られていて、墓塔・供養塔としてたてられたものです。以下は、阿弥陀三尊種子板石塔婆の解説です。
阿弥陀三尊種子板石塔婆

阿弥陀三尊種子板石塔婆


そして、お墓のエリアにはさいたま市の指定天然記念物である逆さイチョウがあります。
逆さイチョウ
逆さイチョウ

逆さイチョウ


あまりの大きさで1枚には収まらず2枚にわけました。この逆さイチョウは高さが18.5m、幹回り5.85m(指定時)もあるかなり大きなイチョウで樹齢は数百年と言われています。この逆さイチョウには伝説があり、昔大地のしたが海だった頃、船をつなぐ杭としてイチョウの木杭を逆さに打ち込んでおいたところ、その杭が根付き枝葉を出したとか。
実際、「海だった頃」の話ということは違うように思いますが、何かの杭から根付いたというのは実は本当という噂を聞きました。この辺りは縄文海進の頃は別所周辺の高台のところが海岸沿いだったと言われています。睦神社の社叢も同じような話ですね。ただこの頃の話だとすると樹齢数百年っというのが辻褄があわないので少なくとも「海だった頃」の話ではないように思います。
さて、続いてお寺のほうです。
弘法大師修行僧

弘法大師修行僧


お寺の門の左側には弘法大師修行僧がありました。
六地蔵

六地蔵


こんな小さな六地蔵も。
真福寺本堂

真福寺本堂


これは真福寺の本堂です。近づくと明かりがついたりと、少しハイテクな感じが^^;お参りするとき、足元にここに立ってお参りしてねっというような説明がありました。
実は他にも写真は撮っていたのですが、なにぶんお墓の多いお寺なので掲載は自粛しました。

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