さいたま市の副都心として、現在も再開発が進んでいる武蔵浦和駅周辺。
私が武蔵浦和駅に移住したのは2012年のこと。もう時期10年ですね。それまでは埼玉の北の方や都内に住んでいたことがあります。2014年に「武蔵浦和なび」を始め武蔵浦和駅周辺の情報を仕入れたり歴史を調べたりしてきました。そんな私が武蔵浦和駅周辺に移住して「感じたこと」「住みやすさ」について記事にしてみました。あくまで私個人が感じたことですのであしからず。
武蔵浦和駅周辺は治安がいい
時代による影響もあるかもしれませんが、武蔵浦和駅周辺・浦和地域全般は治安がとてもいいと思います。
まず、この地域に住み始めてから、深夜の暴走バイクというのでしょうか、そういうものに遭遇したことがほとんどありません。また、夜の公園や駅前のコンビニなどに人がたまっているという姿もあまり見ることがありません。これが”普通”であって欲しいのですが、私が住んでいた埼玉北部・都内ではこれが当たり前ではありませんでした。普通に夜にうるさいバイクの音がしたり、夜の帰宅の時に公園や駅前のコンビニに不良というのかがたまっている姿を頻繁にみていました。そうなると、そういう場所はゴミが散乱していたりとかも。移住してからこれらのことを見かけなくなったので、武蔵浦和駅周辺地域は安心な地域であり住みやすさを感じるポイントかと思います。
武蔵浦和は都内に出ることを含めて交通は便利
これはよく言われていることですね。さいたま市の南の玄関と言われるくらいです。
武蔵浦和駅はJR埼京線とJR武蔵野線の2路線が利用可能です。埼京線においては通勤快速・快速が停車し、通勤快速であれば平日新宿まで23分で着きます。当駅始発があるというのも魅力ですね。
2021年時点のものですが、平日朝は10本程度武蔵浦和駅始発があります。これから戸田公園駅で後からくる通勤快速には抜かれます。私の体感ですが、出発時刻の10分前から並んでいれば、ほぼほぼ座ることができます。5分前だと時間によっては厳しいかと思います。武蔵野線を利用することで千葉方面、府中・立川方面へ行くこともできます。
武蔵野線で南浦和駅に行けば京浜東北線がつかえますし、埼京線で赤羽にでれば湘南新宿ラインも使えます。武蔵野線で北朝霞に行くと東武東上線も利用できます。もちろん都内に住んでいた頃と比べると時間はかかりますが、比較的、仕事や買い物などで都内にでることも苦にはならないと思います。
また、大宮駅へも一本でいけるため東北新幹線・北陸新幹線などの新幹線へのアクセスもいいです。
ただ2点ほど。
埼京線・武蔵野線はやや終電が他よりも早いということはあります。一応、南浦和駅までは京浜東北線が遅くまで運行している線路になるので、南浦和駅まで行き、なんとか歩いて帰るかタクシーで帰宅という手はつかえますね。
もう一つは意外と「浦和駅」に行きにくいことです。武蔵浦和駅に住んでいると何かと浦和駅に行くことが多いです。電車で行くと南浦和経由での乗り換えとなりやや手間です。一番簡単に行くなら自転車・車でしょうね。武蔵浦和駅から浦和駅に行くバスはありますが本数が少ないです。国道17号の別所坂下のあたりまでいけば他の路線が使えるのでまだましではあります。
武蔵浦和駅、埼京線の遅延の多さと混み具合が問題
主に埼京線を利用する方が多いと思いますが、遅延の多さと混み具合はややあるかと思います。通勤時間の埼京線は結構な確率で遅延します。ほぼ池袋駅前で電車が詰まっているための遅延が発生します。新宿を越えると動くのですけどね。人身事故による遅延は基本的に高架線ということもあり比較的少ないと思いますが、その他の細々とした要因での遅延が多い感じですね。「利用者が多いため乗り降りに時間がかかる」「混雑 + 遅延により満員電車の乗車時間が長くなり、体調不良者が出る」「湘南新宿ラインとの発着順の問題等で列車がつまる」。ほとんどはこれでしょう。遅延といっても5分程度がほとんどなのでそれを考慮した上で通勤していれば気にならないレベルだと思っています。
コロナの影響もあるのか、混雑については一時期に比べればましになったように思います。ただ、埼京線沿線はマンション建設が進んでおり住民も増えているので、また以前のような混雑になる可能性はあるかもしれませんね。ひどい時期は武蔵浦和駅でぎゅーぎゅー詰めになりその状態で赤羽駅でホームいっぱいの人が乗り込むというような状態です。場所によっては男性でも苦しい感じです。現在ではこのレベルの満員電車は少なくなったと私は感じでいますが、赤羽駅からは混雑している感じはありますね。これについては混雑していても苦労しない乗り方を考えたほうがいいですね。武蔵浦和駅には武蔵浦和始発があるのでそれを利用するのも手ですし、混雑しにくい車両を利用するのも良いです。武蔵浦和駅は意外と人が降りるので早めに駅について電車待ち列の先頭に並びさっさと車両の奥の方に入ると比較的楽ですね。
武蔵浦和駅周辺の買い物事情
Olympic
武蔵浦和駅周辺は日用品を買い物をするためのスーパーマーケット・ドラッグストアについては比較的豊富にある地域だと思います。駅前のマーレ、マルエツ 武蔵浦和店をはじめ、Ｏｌｙｍｐｉｃ・ハイパーマーケット武蔵浦和店、ベルクスモール浦和南店、他にもたくさんあります。その他、埼京線架線下にはMEGAドンキ、内谷の方には島忠ホームズ浦和南店もありますね。
ただ、武蔵浦和駅周辺にはないお店もあります。
まず大きなところで武蔵浦和駅には百貨店・デパート・大きなショッピングモールはありません。ファッション関係やお歳暮などそういったものを購入するには、浦和駅の方に行くか北戸田のイオン、新都心のコクーンにいくなどは必要になりますね。他では家電量販店がないです。以前は駅前にケーズデンキがありましたが、私が移住した時期に閉店となりました。近いところだとコジマ×ビックカメラ 浦和店、浦和駅パルコ内のノジマ電気になりますね。武蔵浦和駅が浦和駅と隣接していれば気にならないのですが、乗り換えが挟まるというところが不便に感じてしまう点ですね。
武蔵浦和駅周辺は色々と競争率が高い
武蔵浦和駅周辺に移住してから子供が産まれました。子供が産まれてからは何をするにも競争率に悩まされました。武蔵浦和駅周辺は現在もファミリー世代・子供が増えている地域で小学校での児童数増加が問題になる地域になります。特に子供関係は全体的に早め早めに動かないと身動きがとれなくなります。
まずは保育園。最近は保育園不足が叫ばれたことがあってかなり保育園が増えましたが、移住当初はまだ整備されておらず、保育園に入れるかどうか戦々恐々としていました。現在は多少まともになったようなことを聞いています。これに対して、次なる問題は学童です。学童は相変わらず競争率が高く、おそらく預けられても1,2年生までかなとは思っています。習い事についても競争率が高いです。特に人気のスポーツクラブやスイミングなどで土日希望の場合は、小さい頃から入会させておかなければ途中入会はかなり厳しくなるような話をよく聞きます。入会自体も空き待ちのような状態となり、1年待ちのようなこともあるそうです。
意外と皆さん気にしない七五三も油断できません。季節が限定されているものなので、衣装予約や親戚とのお食事会などを考えている場合は、こちらも早めに動かないとすぐに予約が埋まってしまします。他にも予防接種の予約、クリスマスプレゼントなど、何をするにも早めが大事な地域です。
子供に焦点をあてましたが、他にもクリスマスケーキの予約、花見・忘年会の時期のお店予約、イベントなど比較的どれをとっても競争率が高いように思います。結局これは、人口の増加に対してインフラやお店が間に合っていないのですよね。
武蔵浦和駅周辺は子供連れにとっては楽
先で「武蔵浦和駅周辺は競争率が高い」という点をあげました。これに関連することですね。武蔵浦和駅周辺は子育て世代が多いです。そのため、地域として子供連れに対する対応が比較的されている地域だと思います。例えばですが、武蔵浦和駅周辺はエレベーター、オムツ替えができるトイレが多いです。これは大事なことで、乳児のころ都内や地方におでかけしたことがありますが、ここまで対応できている地域はほとんどないです。また、各店舗においても子供連れに対応していることが多く、ドラッグストアには離乳食が大体置いてありますし、飲食店には子供メニューやベビーカー連れでもOKなことが多いです。これは武蔵浦和駅周辺特有のことだと思います。実は乳児のころ都内に出かけて、「離乳食」が本当に見つからず大苦戦したことがあります。他の地域ではこれが普通なのかもしれません。
武蔵浦和駅周辺の地域コミュニティ・イベントは？
武蔵浦和駅周辺はさいたま市南区に位置しています。武蔵浦和駅の4方向がそれぞれ、別所・白幡・鹿手袋・沼影とわかれています。そのこともあってか多少コミュニティが分散しているような気がしないでもないです。この中でも、駅前周辺と沼影地域は、割と最近になってからマンションがたくさん建ち人口が増加している地域になるので、それ以外の地域と比べるとコミュニティは若いというか薄いように思います。子供がいる家庭では、幼稚園・保育園、小学校でのコミュニティがあるかと思いますが、子供がいない場合はもしかすると同じマンションの方ともあまり交流がという方も多いのではないかと思います。再開発として人口が増加している地域なのでこの辺りはしょうがないのかなとは思います。ちなみに浦和祭りにおいて各地域での「みこし渡御」があるのですが、沼影だけ神輿がないようです（見たことがないだけかもしれませんが）。
第35回みこし渡御に行ってきました！ Part 1
第35回みこし渡御に行ってきました！ Part 2
地域のイベントという意味では、さいたま市南区、浦和地区としては様々なものが開催されています。他にも各地区やマンション自治体などで様々なイベントが開催されます。下記は例年開催されているイベントです。記事はイベントに参加してきたときのものです。
・西南さくら祭り（西南さくら公園・花と緑の散歩道）
・さくら草まつり（さくら草公園）
・アグリフェスタ（大崎公園）
・みこし渡御・浦和まつり（旧中山道・調神社）
・浦和よさこい（南浦和駅周辺）
・南区ふるさとふれあいフェア（浦和競馬場）
・コミセン祭り（サウスピア）
・十二日まち（旧中山道・調神社）
武蔵浦和駅駅前に区役所。施設が充実。市民プールも
武蔵浦和駅周辺はさいたま市南区になります。南区の区役所は駅前の複合公益施設サウスピアの中にあります。サウスピアには、南区役所・武蔵浦和図書館・武蔵浦和コミュニティセンターなどの公共施設が入っており、それが駅前にあるということで利便性は非常に良いです。
また、武蔵浦和駅西口の沼影には沼影市民プール（沼影公園）があります。若干存続について色々あるような感じではありますが、夏に生活圏内に市民プールがあるのは大変嬉しいですね。我が家も夏になると、回数券を購入して高頻度で通ってます。
武蔵浦和駅周辺、病院は多いがやや混雑気味
武蔵浦和駅周辺には、武蔵浦和駅東口にある「武蔵浦和メディカルセンター」「武蔵浦和医療ビル」や駅前タワーマンションである「ラムザタワー」「ライブタワー」内、武蔵浦和駅西口の武蔵浦和メディカルビルなど、病院の数についてはそこそこあるように思います。ただ、人口が多いこともあってか基本的に予約が必須です。予約なしの場合は数時間待ちは覚悟したほうがいいです。特に皮膚科の競争率が高いように思います。
武蔵浦和駅周辺は大きな公園はたくさんありますが・・・
武蔵浦和駅周辺には武蔵浦和駅から遊歩道でつながる県立別所沼公園を始め、荒川河川敷にある秋ヶ瀬公園、荒川彩湖公園、彩湖・道満グリーンパークと大きな公園が揃っています。どれもかなり広い公園なのでボール遊びをしたり思いっきり走り回ったり、公園によっては自然散策やバーベキューを楽しむことができます。ただ大きな公園については県立別所沼公園を除けば、車やバスなどの利用が必要になります（頑張れば自転車でも行けなくはないです）。
大きな公園がある反面、生活エリアの公園については小さいものが多いと思います。生活エリアにおいて幼児・児童が思いっきり遊べるようなある程度の規模の公園というと、内谷橋公園、田島東公園、白幡公園、四谷3丁目公園あたりでしょうか。これに関しては、私が住んでいた埼玉北部、都内に比べるとかなり見劣りする感じがあります。これは埼京線架線下にある遊具のない公園、沼影市民プール（沼影公園）などが公園となっているので、それにより地域に必要とされる公園面積が減った結果かと思います。また武蔵浦和駅周辺は子供が多いということもあって、土日や放課後になるとこれらの公園には子供が集中することもあるので、満足に遊べるかというと疑問に思うことがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
私が感じている良い点、悪い点を記載してみました。色々あるにはありますが、私としては「住みやすい地域」だと感じています。私の場合は車が利用できますので、多少離れていても利用できるということが大きいと思います。車がない場合でも、最近ではレンタルサイクルが駅前を中心にありますので、それを利用することで対応できるかなとは思います。
武蔵浦和駅周辺は今も再開発が続いている地域になりますので、これからどうなっていくのか引き続き私から発信できる情報は発信していきたいと思います。この記事を読んでいただいて、武蔵浦和周辺での生活に少しでも関心を持っていただければ幸いです。
